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Temma2とQHYのASCOM Plug-in

MaxIm DL6.08上でEM400 Temma2とQHY5LⅡ-Mのガイドを組み合わせて操作するとガイドの撮影やキャリブレーションが上手く行きませんでした。ステラナビゲーター10でTemma2を操作すればQHY5LⅡ-Mは正常なのでTemmaとQHYのASCOMドライバーの相性が悪いようです。そこでQHYのサイトを覗いてみるとQHY5LⅡ-MのASCOM Plug-inの中に専用のGuide versionがありました。 結構分かりにくいところにあります。早速インストールしてEM400 Temma2とQHY5LⅡ-MがMaxIm DL上で安定して使えるようになりました。ばっちりです。これで、PinPoin解析もOK。

パカパカ取り外せますMewlon-300CRS

Mewlon-300CRSはアダプターを交換して様々な使い方ができますが、CCDカメラ+フィルターホイール等の大きな機材を取り付けていると捩じって着脱するのは面倒な上、機材を落下させる危険もあります。そこでMewlon-300CRSの根元をテーパーリング化しました。 補正レンズのすぐ後ろのM92-M72AD(KP83111)をテーパーリング化。CSTさんにお願いして描いてもらった概略図面ですが現物はちょっとだけ変更されています。 左がタカハシ純正のM92-M72AD(KP83111)、右がテーパリング化したアダプターです。六角レンチで回す芋ネジが付属してましたが、不便なので手持ちのローレットネジに交換しました。 レデューサー焦点のシステムに取り付けたテーパーリングです。惑星拡大撮影兼、眼視システムにもう1個のテーパーリングを付けました。 当たり前ですが、事前にタカハシの中の方に確認していたのでMewlon-300の接眼部にぴったりフィットです。 ついでにZWOのASI1600MM-CoolとビットランのBJ-53Lのフィルターホイールへの接続部を共通化するために42mm→52mm変換アダプターも作ってもらいました。 ZWOオリジナルのアダプターですが、外そうとしたらネジが噛んで本体の蓋と一緒になってしまい中々大変でした。 こちらは、新しい52mmのアダプターは丁寧にローレット加工されて着脱し易そうです。天文関係のネジ式アダプターリングは結構取れなくなることが多いですね。クレ556等を少し吹くと外れやすくなりますが、ガラスやレンズのそばのリングには流石に使えません。

オーバーフルサイズカメラ到着(その2)

昨日は薄雲のある空でしたが、カメラのピント出しとスケアリングを確認しました。 まずはピント出しですが、旧カメラとML16803はフィルターホイールの取り付け面からCCDまでの光路長が21mと同じなので問題なくクリア。カメラが重くなりましたがフォーカサーβ-SGRの動作も6個のステッピングモーターのおかげで余裕です。冷却は昨夜は23度ありましたが−30度まで冷えました。オーバー-50度の能力があります。 FSQ-130EDと645レデュサーの組み合わせはF値が3.5と小さいのでスケアリングのわずかなズレにも敏感です。このためスケアリング調整用リングを間に組み込んでいますが、今回は等倍でも調整値0でOKでした。さすがFLI?偶然かも。ただカメラ回転装置を大きく回すとズレますね。 F3.5等倍での中心と四隅の画像ですが、私的には十分です。このカメラを選択したのは撮像面の広さ、ナローバンドでの感度とCCDが正方形で45度回転すればすべての構図をカバーできるからです。

オーバーフルサイズカメラ到着

5月下旬に三基光学館さんで発注したML16803が届きました。手書きの製品名はZWOよりさらにシンプル、円高還元10%OFFです。ちょうどFLIの社長が来日していた時で納期はOn Semiにチップの在庫があれば二ヶ月なければ四ヶ月との話だったので発注時にはOn Semiに在庫がなかったと言う事になります。 箱は簡素且つ小さ目です。SBIGのカメラには立派なペリカンケース付属でしたが、観測所に付けっ放しで運用するには不要です。ただ組み合わせるFLIのフィルターは先に国内総代理店からの購入で、立派なアルミケースが付属していましたから経費節減のための梱包かもしれません。価格的にはPL16803とほとんど変わらなかったのですが、冷却能力より軽さ優先でML16803を選択しています。でもシャッターが大きいので重さは、これでも結構重いです。カタログスペックでは2kg以上あります。 中身はチェックリストの他、カメラ本体、USBケーブル、電源、六角レンチ一本、小ネジ2ケ、三基光学館さんの保証書です。カメラにはマウントアダプターが付いていて不要ならレンチで外して付属の小ネジで穴を塞ぎます。 フィルターホイールとの接続は3インチのテーパーリング2箇所止めです。65mmのメカニカルシャッターは巨大で、このため標準のMLシリーズよりかなり重量増になります。 画像処理用デスクトップのMaxim DLにはすでにFLIのドライバーがインストールしてあるのでそのまま接続して動作テスト、両サイドは結露防止ヒター、カバーガラスはAR反射防止コーティングの一応フル仕様です。 コネクターは電源、外部入出力、USBのみ。シリアルナンバー以外製品名もないシンプルさです。コンシューマー製品ではないのでこれでも問題ないでしょう。 フィルターホイールは先に購入したCFW-5-7で50mm角のフィルターを7枚収納できます。これがまた大きく重い。フィルターはBaaderのLRGB,SII,Ha,OIII、カメラとの接続はテーパーリング2点止めですが、ホイールとカメラのFLIの文字の方向を揃えないとカメラとホイールが圧着されません(少なくとも私のカメラでは)。オリジナルのネジは六角穴付きのインチイモネジですが、工具がいらないよう 農家の...

4/3冷却CMOSカメラ到着

発売前の先行予約で一度キャンセルしたのですが、迷った末にASI1600MM-Coolを購入しました。ノイズは少なそうだけど、量子化効率のデータが公表されていないことが今でも少し気になります。使用する光学系はF7.2と少し暗めなのでどうでしょう。発売後すぐの仕様変更でガイドポートが周辺機器接続用のUSBポート2つになりました。思いとどまってちょっと得した感じです。今使っている冷却CCDカメラよりも面積が広いので大きめの撮影対象もOKです。NGC253もこれから旬で余裕で撮影できます。仕様ではフランジバックはTマウントのメスの状態で17.5mmとこれまでのCCDカメラと同じです。 相変わらず簡素な箱に入っています。販売店の保証書以外紙媒体は一切付属しない徹底ぶり、ドライバー類も全てネットからです。 2mのUSB3.0ケーブルの他に、短いUSB2.0ケーブルの直角とストレートタイプが付属。 ケーブル以外にはカメラ本体、各種接続リング、乾燥剤の予備で全てです。 カメラの後ろ側にはファンと電源コネクターUSBポートがあります。オートガイダーやフルターホイールをカメラに接続するとケーブルの取り回しがスッキリです。 パナソニックの4/3用CMOSMN34230   このサイズのセンサーは他に旧コダックのKAF-8300位しか選択肢がありません。8300は一世風靡したCCDですが、少々新鮮味に欠けます。パナソニックのCMOSの実力に期待です。 Mewlon-300CRSに取り付けてMaxIm DLからテスト撮影してみましたが、すでに惑星用にZWOのASCOMドライバーが入っていたので問題なく撮影できました。なおドライバーは最新のものにupdate。

秋の恵み胡桃

庭の畑の端にクルミの木があります。植えたのは十数年前で人の背丈ほどもなかったのですが見上げるほど大きくなりました。ずっと実が付かなかったので諦めていたのですが、昨年初めて実をつけてくれました。しかし数が少なかったので気がつくと草むらに消えました。今年は実の数も増えたので下草を刈って脚立と棒で届く範囲だけ家族で収穫。まだクルミは残っていますが高い所の分は自然落下待ちです。 皮は硬く簡単には剥けません。水に浸して周りを腐らせます。 割ってみると、見慣れた胡桃とは違って水々しいです。このまま食べても美味しいですが、一寸中身を取り出し難い。 オーブンで加熱すると市販されている胡桃の姿になります。家で採れたものの味は格別美味しいですね。来年はさらに実をつけてくれるのを期待しています。

天文コーナー

新博物館に天文コナーができました。これは旧博物館が開館後50年以上経過し、老朽化が著しくなったため新たにできた複合文化施設AOSEの3階に移転したものです。美術館も入っています。市が保有する美術作品などのため温度湿度を管理した収蔵庫も併設しています。 建物はコの字型ですが、博物館スペースの3階だけは繋がって周回できるようになっています。 アオーゼ(Area Of Social Education) 入り口のエントランスには大きな淡水水槽があります。 三階の博物館フロアは地質地学や地域の歴史、天文、生き物などを展示しています。動画や触れたり操作できる展示もあり、子供たちも興味を持ってくれそうです。天文宇宙のコーナーはKさんの尽力で比較的広いスペースがあります。私も少し画像を提供させて頂きました。自分で撮影した月や太陽が壁いっぱいにプリントされるていると少し嬉しいです。Kさんの撮影された星空のタイムラプス画像など動画展示もあります。個人的には阿蘇の巨大火砕流の展示が興味深いです。阿蘇カルデラの噴火は想像を絶するものがありますね。