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Mewlon-300CRS+ASI2600MC NGC7129, Sh2-132, IC5146, NGC7032 星雲星団編

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Mewlon-300CRS+ASI2600MC M27 M57 惑星状星雲編

  7月末の新月期はFSQとMewlonの2台同時撮影してました。半分冗談ですが、画像処理に疲れ果てました。次は3台同時撮影を計画してます。これは本当。 M27(NGC 6853) Takahashi Mewlon-300CRS with Reducer CR0.73x 2610mm f7.2 Mount Takahashi EM400-Temma2 ZWO ASI2600MC Pro filter OPTLONG L-Ultimate(Ha+OIII Dual Band) , offset50 gain100 300sec.x47 PixInsight ,PhotoshopCC 07/23/2025 亜鈴状星雲です。宇宙の灯台のようです。 M57( NGC 6720 ) Takahashi Mewlon-300CRS with Reducer CR0.73x 2610mm f7.2 Mount Takahashi EM400-Temma2 ZWO ASI2600MC Pro filter OPTLONG L-Ultimate(Ha+OIII Dual Band) , offset50 gain100 300sec.x35 PixInsight ,PhotoshopCC 07/22/2025 有名な割に小さいのでもう少し焦点距離が必要です。細部は JWSTの画像 でどうぞ。

ソニー裏面照射CMOS vs コダックCCD Veil Nebula対決

  すでに絶滅危惧種となっているCCDセンサーですが、高感度を誇るソニーの裏面照射CMOSと同じ対象(Veil Nebula)で写りを比較してみました。ZWO ASI6200MC ProはセンサーがSony IMX455のカラー版でピクセルサイズは3.76μm×3.76μm、最高感度は91%のCMOSセンサーです。一方、FLI ML16803はセンサーはKodak KAF-16803でピクセルサイズは9μm×9μm、最高感度は60%のCCDです。60%でも当時は十分高感度だったのですが、ソニーの裏面照射91%は驚異的です。 FLIの画像は今回新たにPixInsightで再処理しました。一枚当たりの露出時間はASI6200が300秒、ML16803が600秒です。撮影の総露出時間はASI6200が5時間、ML16803が3時間10分(SII,Ha,OIII)です。撮影鏡筒は同じで、チップサイズはそれぞれASI6200が36mmx24mm, ML16803は38.6 mm (H) x 37.76mmです。 感度、解像度とも圧勝、デジタルテクノロジーの進歩は早いです。裏面照射恐るべし。 Veil Nebula ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x  455mm f/3.5 Mount Takahashi EM400-Temma2 Asker D1(Ha+OIII 6nm) 300sec.x60 ,offset50 gain100   07/21/2025JST  PixInsight ,PhotoshopCC ,Narrow Band (AOO) ASI6200MC ベイヤー配列のカラーCCDでも分解能は十分と思います。青が良く写る印象です。 Veil Nebula (Narrow Band AOO) FLI ML16803  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x  455mm f/3.5 Mount Takahashi EM400-Temma2 Baader Ha 7nm 600sec.x6, OIII 8.5nm 600sec.x6     08/...

ケフェウス座IC1396三態 SAO, AOO, SOO

  ケフェウス座のIC1396のSAO,AOO,SOOです。NGC7000に比べれとやや暗いので画像のSNが心配でしたが何とか処理できました。 カラーカメラASI6200MCでのナーローバンドでも解像度不足は感じませんでした。撮影するときにSII,Ha,OIIIの割合を深く考えなくてもよいので気が楽です。いずれはモノクロカメラの画像と比較したいですが、モノクロカメラはまだ持っていないので先のことになりそうです。 IC1396 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x  455mm f/3.5 Mount Takahashi EM400-Temma2 Asker D1(Ha+OIII 6nm) 300sec.x30 ,D2(SII+OIII 6nm) 300sec.x33 ,offset50 gain100   07/27/2025 PixInsight ,PhotoshopCC ,Hubble Palette (SAO) IC1396 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x  455mm f/3.5 Mount Takahashi EM400-Temma2 Asker D1(Ha+OIII 6nm) 300sec.x30 ,offset50 gain100   07/27/2025 PixInsight ,PhotoshopCC ,Narrow band (AOO) IC1396 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x  455mm f/3.5 Mount Takahashi EM400-Temma2 Asker D2(SII+OIII 6nm) 300sec.x33 ,offset50 gain100   7/27/2025 PixInsight ,PhotoshopCC ,,Narrow band (SOO)

北アメリカ、ペリカン星雲三態 SAO, AOO, SOO

  北アメリカ星雲の領域をナローバンドしたSAO,AOO,SOOの画像を処理して並べてみました。 NGC7000,IC5067-5070 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x  455mm f/3.5 Mount Takahashi EM400-Temma2 Asker D1(Ha+OIII 6nm) 300sec.x30 ,D2(SII+OIII 6nm) 300sec.x30 ,offset50 gain100   07/23/2025 PixInsight ,PhotoshopCC ,Hubble Palette (SAO) NGC7000,IC5067-5070 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x  455mm f/3.5 Mount Takahashi EM400-Temma2 Asker D1(Ha+OIII 6nm) 300sec.x30 ,offset50 gain100   07/23/2025 PixInsight ,PhotoshopCC ,Narrow band (AOO) NGC7000,IC5067-5070 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x  455mm f/3.5 Mount Takahashi EM400-Temma2 Asker D2(SII+OIII 6nm) 300sec.x30 ,offset50 gain100   7/23/2025 PixInsight ,PhotoshopCC ,,Narrow band (SOO)

Askar D1 D2 (6nm)で ハップルパレット(SAO) Sadr  (update 8/31)

  カラーカメラでハップルパレット(SAO)合成しました。フィルターはFSQ-130ED+レデューサーがf3.5なので、6nmのAskerのカラーマジックD1、D2にしています。このフィルターは少し安かったのでAliExpressで少し前に購入したものです。 画像はD1(Ha+OIII)が7月22日で、300秒x60枚 合計5時間、D2(SII+OIII)が7月24日で、300秒x55枚 合計4時間35分、総露出時間は9時間35分です。 撮影ソフトはN.I.N.A.3.1HF2で自宅からリモート撮影です。虫に悩まされることも無く快適に撮影できます。撮影後自動で赤道儀のパーキングまでできるので朝起きてから庭のスライディングルーフを閉めに行けばOKです。 健康のため夜12時以降は無人撮影です。撮影終了のタイミングは粘らずに南中後1時間に設定しています。赤道儀の反転撮影は無しです。おかげで、平日も無理なく撮影できて後はお天気と月齢だけです。 D1,D2の画像をそれぞれPixInsightのWBPPでダーク、フラット、インテグレーションまで行いました。次にその画像に対してControl Bars(2段目のバー)のSplit RGB ChannelsをクリックすればそれぞれRGBに分解した3枚ずつの画像ができます。 D1,D2の画像について上所処理を行い、D1のR画像からHa画像、D2のR画像からSIIの画像を取得できます。OIIIの画像情報はD1,D2のG画像とB画像に含まれるので、次にこれらの画像の合成を行います。 合成前に位置情報のキャリブレーションを行うためにStarAligment(Process)で処理します。その後、4枚の画像をImageIntegration(Process)を使ってAverageで合成します。これでOIIIの画像が取得できます。 出来上がったSII、Ha、OIIIの画像に対して再度StarAligment(Process)を行い、SIIをRチャンネル、HaをGチャンネル、OIIIをBチャンネルに割り当ててChannelCombinationでRGB合成します。これでハップルパレットのSAO画像ができます。 今回の撮影では、ナローバンド撮影におけるカラーカメラよる感度や解像度の不足は感じませんでした。 スキル不足で再度画像処理をしました...

Mewlon-300CRS+ASI2600MC ProのファーストショットはNGC6888

  超新星の都合でNGC7331の画像を先に掲載しましたが、Mewlon-300+ASI2600MCの最初の画像はNGC6888です。Mewlon-300CRSにはBitranのモノクロカメラBJ-73Mをつけていたのですが、ASI6200MCの性能に気をよくしてASI2600MCProを購入してしまいました。心配はMewlonがf7.2とやや暗いことでしたが  良く写ってくれています。ソニーの裏面照射恐るべしです。L-Ultimateの3nmのバンド幅でも問題ありません。NGC6888は大質量星の ウォルフ・ライエ星が作り出した星雲ですが構造が興味深いです。 Takahashi Mewlon-300CRS with Reducer CR0.73x 2610mm f7.2 ZWO ASI2600MC Pro filter OPTLONG L-Ultimate , offset50 gain100 300sec.x60 PixInsight ,PhotoshopCC 07/21/2025 フィルターホイールはEFW 2インチ5枚です。ノーフィルター、L、L-Ultimate、SII(7nm)、Darkの5枚です。フィルターの厚さは1.85mmに揃えています。OAG用のカメラはASI 174MM  miniです。