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2025の投稿を表示しています

星の会の撮影会2025

  夕立も降ったのですが、星の会の皆んなで田来原美しい森づくり公園に撮影に行きました。ここは山頂付近にあるので低空まで見晴らしの良い場所です。街灯も少しありますがかなり暗いです。昨年は雲と霧で残念でしたが、今年はリベンジです。よく管理されて水洗トイレもあり快適です。 これまでの撮影にはEM-10を持ってきてましたが今回はポラリエUを使いました。数年前に購入したのですがやっと出番が来ましたよ。ポラリエUはポーラメーターが使えるので設定が簡単で大体合わせたら極軸望遠鏡で追い込みました。最近はスマホもギリギリですが使えるので時角も簡単に確認でき便利になりました。 カウンターウエイトを追加してドイツ式赤道儀モードにしています。撮影機材は改造Z7とNIKKOR Z 20mm f/1.8S, 26mm f/2.8, 40mm f/2です。 機材組み立て中です。 まず初めに20mmで登ってきた天の川を全体撮影します。ここは天の川の中心まで見とうせるのがいいです。と言っても低空の透明度はやはりそれなりですが。 Nikon Z 7(HKIR)  NIKKOR Z 20mm f/1.8S ISO3200 f/2.8 60sx30 (no dark no flat )   PixInsight ,PhotoshopCC 08/16/2025

Sh2-129 イカ星雲を21時間 FSQ-130ED

  イカ星雲(正式にはOu4)は、長時間露光が必要な星雲として有名です。今回は天候に恵まれたため、カラーカメラを使用して長時間露光に挑戦しました。使用したASI6200MCは裏面照射型で、アンプノイズもなく、非常に高品質な映像を得ることができます。一昔前のカラーカメラとは全く異なる性能を持っています。 さらに、Dual Band Passフィルターを活用することで、HαとOIIIを同時に撮影することが可能となり、撮影の幅が広がりました。 今年は梅雨明けが早く、新月期に好天が続いたため、4日間にわたって撮影を行いました。イカ星雲は赤い輝線星雲Sh2-129内に位置しており、Sh2-129が手前にあり、Ou4がそれを通して見えているという説もあるようです。 また、N.I.N.A.のソルビング機能とオートフォーカス機能のおかげで、複数日にわたる撮影のハードルが低くなり、スムーズに作業を進めることができました。 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 Asker D1(Ha-OIII 6nm) offset50 gain100 300sec.x252(21hours) PixInsight ,PhotoshopCC 07/28-31/2025 一説ではイカ星雲は三重連星が関係する惑星状星雲でその大きさは50光年にもなる巨大イカらしいです。

NGC7331の超新星 Mewlon-300CRS

  ペガスス座の銀河NGC7331に超新星2025rbsが出現したので撮影しました。明るく大きな銀河なので見ごたえがあります。 トリミング画像です。画像をクリックすると拡大されます。 ZWO ASI2600MC Pro  Takahashi Mewlon-300CRS with  Reducer CR0.73x 2610mm f7.2 filter none offset50 gain100 300sec.x74 PixInsight ,PhotoshopCC 07/30/2025 全体画像です。画像をクリックすると拡大されます。

FSQ-130EDの画像まとめ ASI6200MC版

  FSQ -130EDとASI6200MCの組み合わせで撮影した画像をまとめてみました。 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 offset50 gain100 300sec.x70 PixInsight ,PhotoshopCC 06/28/2025 はくちょう座のSadr付近のカラフルな散光星雲と入り組む暗黒星雲です。 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 offset1 gain350 120sec.x60 PixInsight ,PhotoshopCC 01/02/2025 M78からバーナードループにかけての領域です。 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 offset1 gain350 120sec.x62 PixInsight ,PhotoshopCC 01/02/2025 おうし座の変光星雲NGC1555と付近の分子雲です。 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 offset50 gain100 120sec.x60 PixInsight ,PhotoshopCC 01/30/2025 いっかくじゅう座のバラ星雲の領域です。

Lunt LS50にPlayer One Neputune-Mを導入

  太陽の画像のページを作りました。 Systema Solare LUNT LS50THa/B600PT用にPlayer Oneの Neptune-Mを購入しました。31.7の差し込みスリーブなのでカメラの角度も自由に調整できて使いやすいです。  ピクセルサイズは2.4μm、解像度は3096x2078, チップサイズは7.6mmx5.0mmです。 LUNT LS50THaの像の大きさは3.5mmなので余裕を持って撮影できます。 ブロアーが付属するのがいいです

FSQ-130ED 球状星団四体

FSQ-130EDで最近撮影した球状星団をまとめてみました。並べてみるとその大きさや星の密集度などの違いがわかりやすいです。 M92 M5  M13 M3 ZWO ASI6200MC Pro Gain100 offset50 Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5, PixInsight ,PhotoshopCC M92 180sec.x60    06/17/2025 M5   180sec.x88    05/27/2025 M13 180sec.x115 05/07/2025   M3    180sec.x77    05/04/2025

FSQ -130ED N.I.N.A.のオートフォーカス バックラッシュ編続き

FSQ -130EDのEAFの設定中です。前回バックラッシュの設定では上手くピント合わせができませんでした。 そこでもう一度ピントノブの動きを見ながらINとOUTでバックラッシュがキャンセルされる位置を探しました。IN55、OUT50に設定すると良い結果でした。 オーバシュートの設定をIN55、OUT50の両側に設定するとOKです。今回バックラッシュ補正方法は絶対値ではダメでした。 この設定でバックラッシュによる水平の動きはなくなり綺麗なフォーカス曲線がえらています。全自動でフォーカスできるのて快適です。 現在のASCOMドライバーの設定です。

N.I.N.A.のオートフォーカス バックラッシュ編

  N.I.N.A.のオートフォーカスを使用し、FSQ-130EDに645レデューサのバックラッシュを調整しました。フォーカサーには定番のZWOのEAFを使用しています。これまではオートフォーカスを行った後に手動で補正をしていました。 最初に、ASCOMドライバーの設定から始めました。 ZWOのASCOMドライバーの設定 ASCOMドライバーのバックラッシュは重複補正を避けるために0に設定します。 大まかなバックラッシュの量を前回のオートフォーカスのグラフから見積もります。 オートフォーカスのグラフ このオートフォーカスのグラフでは、ピントを外から中に繰り込む方向に動かしています。右側のグラフが水平に動いている部分がバックラッシュを示しています。このグラフからバックラッシュを見積もると、40以上80以下というところでしょうか。 バックラッシュの補正値はすべて0に設定し、ピントノブにマジックでマークをしました。この状態で少しずつピント位置をずらし、マークが動き始める移動量を調べました。その結果、今回得られたバックラッシュは60でした。 オートフォーカスの設定 オートフォーカスを使用する場合は、バックラッシュをOUT側のみに設定することが推奨されています。そのため、バックラッシュはIN側を0、OUT側を60に設定しました。              以下は移動の状態を撮影したものです fig1     500 初期値500の位置にマーキング fig2     500→200 ピントを200の位置まで繰り込んだ状態 EAFの動作は500からダイレクトに200へ移動 fig3     200→500 ピントを200から500へ移動した状態 EAFの動作は560(500+60)へ移動した後再度500へ移動 初期の位置へ無事に復帰 fig4     500→800 ピントを800の位置まで繰り出した状態 EAFの動作は860(800+60)へ移動した後800へ移動 fig5     800→500 ピントを500の位置まで繰り入れた状態 EAFの動作は800からダイレクトに500へ移動 繰り入れ時はバックラッシュが補正され...

NIKKOR Z 40mm f/2.0の星像

  先日、新たにNikon Zfcに合わせて購入したNIKKOR Z 40mm f/2.0をテストしました。このレンズはフルサイズにも対応しているため、夏の天の川撮影にも適していると思います。テストに使用したカメラはNikon Z7で、撮影条件はISO3200、シャッタースピード5秒でした。取得した画像はやや暗めだったため、PhotoShop CCで同一条件で画像を少し明るく調整しました。中心部と四隅から500ピクセルを切り出したものをご覧ください。 出典 Nikon 製品情報ページより  中心部の星像は絞り開放からシャープですが、f2.0では中心部の星の周りに赤い色付きが見られます。この赤い色付きはf2.2でほぼ消失します。一方、四隅に関してはf2.0からf2.5までコマ収差が目立ちますが、徐々に改善されていきます。周辺まである程度の星像を維持するためには、f3.2かf3.5まで絞った方が良さそうです。なお、周辺減光はf3.5でも残っています。しかし、コンパクトで価格も手ごろなレンズなので、星空撮影には申し分ない性能です。 f2.0 f2.2 f2.5 f2.8 f3.2 f3.5 f4.0 f4.5 f5.0 f5.6

FSQ-130EDの画像まとめ Nikon Z7版

 2024年12月にFSQ-130EDと645レデューサーの組み合わせで撮影した画像をまとめてみました。順不同です。カメラは全てNikon Z7(HKIR)を使用しています。画像をクリックすると拡大されます。 Nikon Z 7(HKIR)   Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 ISO3200 60sx92 PixInsight ,PhotoshopCC 12/22/2024 ぎょしゃ座の散光星雲は画角的にFSQ-130EDのレデューサー焦点で収まりが丁度いいです。この対象はフラット、バックグラウンドの処理が意外に難しくて、PixInsightのMGC,SPCCに助けられました。 Nikon Z 7(HKIR)   Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 ISO3200 60sx97 PixInsight ,PhotoshopCC 12/24/2024 コーン星雲、クリスマスツリー星団の領域は散光星雲や反射星雲が入り混じってカラフルでよく撮影します。フォックス星雲は本物の狐の毛並みのようでお気に入りの星雲です。 Nikon Z 7(HKIR)   Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 ISO3200 60sx92 PixInsight ,PhotoshopCC 12/24/2024 オリオン大星雲の右のNGC1999もカラフルで美しいです。しぶめですが単独でも撮影されますね。 Nikon Z 7(HKIR)   Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 ISO3200 60sx92 PixInsight ,PhotoshopCC 12/22/2024 FCT-65Dと同じ領域をFSQ-130で撮影してみましたが、画角的にクラゲとモンキー星雲を両方撮影するならFCT-65Dのレデューサー焦点でした。当たり前ですが解像力はFSQ-130EDのレデューサー焦点です。FSQ-130EDとFCT-65Dは口径が丁度2倍違いま...

FCT-65Dの画像まとめ

去年撮影したFCT-65Dのまとめです。撮影はNikon Z7(HKIR)と年末セールで購入したASI6200MC Proを使いました。冷却カラーCOMSカメラは初めてですが最近はバンドパスフィルターも充実してきているので色々楽しめそうです。セールには勝てなかった。 ZWO ASI6200MC Pro Gain200 offset1 -5c 120sec.x50 Takahashi FCT-65D with FU Rreducer 0.65x fl260mm f/4.0  PixInsight ,PhotoshopCC 12/01/2024 ぎょしゃ座から牡牛座にかけて広がる超新星残骸Sh2-240をFCT-65Dとレデューサーで撮影しました。レデューサー焦点260mmに収まりがいいです。取り敢えずノーフィルタで、テストを兼ねて撮影しまたが、圧倒的露出不足でした。撮って出しでは全く存在が確認できません。 ZWO ASI6200MC Pro Gain200 offset1 -5c 120sec.x46  Takahashi FCT-65D with FU Rreducer 0.65x  fl260mm f/4.0 PixInsight ,PhotoshopCC 12/31/2024 今回はカメラをASI6200MC Proに変更し撮影したふたご座のIC443付近の領域です。新しいカメラの使い始めだったので冷却温度-5°c、露出時間は120秒と控えめに設定しています。 Nikon Z 7(HKIR)  ISO3200 60sx95 Takahashi FCT-65D with FU Rreducer 0.65x fl260mm F/4.0  PixInsight ,PhotoshopCC 12/01/2024 以前紹介した。レデューサー焦点のファーストライトの画像です。画像をクリックすると等倍で表示されます。 Nikon Z 7(HKIR)  ISO3200 60sx122 Takahashi FCT-65D with FC/FS Multi Flattener1.04x fl416mm F/6.4  PixInsight ,PhotoshopCC 11/07/2024 以前紹介した。フラットナー焦点の...

月が在ったけどN.I.N.A.でM13を撮影

  今回は少し進歩してTenmma2のパーキングを自宅からリモートで解除、N.I.N.A.のスカイアトラスからM13を導入、導入後プレートソルブして再導入、とりあえずど真ん中です。次にガイドを開始。オートフォーカスは概ねOKなんですが、バックラッシュの補正が不十分で、少しマニュアル調整しました。今回は少し進歩してシーケンスを使って撮影しています。撮影終了後、監視カメラで確認しながらパーキング操作しましたが、次回は撮影開始からパーキングまで自動化にトライする予定です。まだまだこれから。 ZWO ASI6200MC Pro Gain100 offset50 -10c 180sec.x115  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 PixInsight ,PhotoshopCC 05/7/2025

N.I.N.A. ver3.1テストでそのままM3撮影

  健康的な生活を送るためにN.I.N.A.をインストールしました。撮影からパーキングまで自動化するのが目的です。夜更かしは良く無いですからね。 調べたところN.I.N.A.本体の他にプレートソルビング用にPlateSolve2とASTAPとそのデータベース、それにオートガイドのPHD2をインストールする必要があります。主に こちらのページ を参考にさせて貰いました。 1. ASCOM Platformのインストール 2. カメラ、FW、EAF、赤道儀のASCOM Driverのインストール   3. PlateSolve2、ASTAPのインストールそのライブラリーの設定 4. PHD2のインストール 5. N.I.N.A.ver3.1のインストール 6. N.I.N.A.とPHD2の設定 ZWO ASI6200MC Pro Gain100 offset50 -10c 180sec.x77  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 PixInsight ,PhotoshopCC 05/4/2025 りょうけん座の球状星団M3です。メシエがカタログを作る切っ掛けになった天体らしいです。 それなりに初期設定して、まだ操作方法がよくわからないまま、スカイアトラスでM3を導入し上の画面で強引にM3をループ影中です。