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5月, 2014の投稿を表示しています

同架

NJPにFSQ-106EDとC11を同架しました.これまで載せ替えながら運用してましたが,コラボした使い方もありかと思い同架することにしました.本当は,載せ替えるのが面倒という理由が重要だったりします.NJPは公式には30Kgまで載せられ,単純計算ならC11+FSQ-106ED=12+7=19Kgで問題なしですが,カメラやβ-SGR, ガイド鏡,プレートなど加えると結構な重さになります.バランス調整を考えると赤道儀との接続もアリガタ,アリミゾが良さそうですが,重量的には逆に重く加えて金額も高くなってしまいます.そこで今回は自由度の高い蜂の巣プレートを使いました.蜂の巣プレートは,大きさの割りに軽いのでそれもメリットですね.赤緯のバランスはFSQの撮影用システムとC11で簡単に合いましたが,C11は惑星撮影や眼視でシステムの重さが変わるのでC11のアリガタにカウンターウエイトを付けられるようしています.残念ながら赤経のバランスはウエイト4個では少し不足でしたのでウエイトを一個注文しました.来週には完成します.

可変ウエッジプリズム作ってみました

 話題的にはかなり古いですが,惑星撮影用の可変ウエッジプリズムを作るためネットで加工が少なく,既製品を流用出来るような方法を探してみました.ウエッジプリズムの可変範囲は調べたところ私の用途では0から2°で十分なようです.材料:エドモンド TS N-BK7 ウエッジプリズム 1° VIS 0° 2個,Kenko バリクロス フィルター 49mm1個,ボーグM57延長筒36W [7608]1個, M57→M57AD[7457]1個,   MARUMI ステップダウンリング 52mm→49mm1個,アクリル板,エポキシ接着剤です. 材料注文後,ゴールデンウイークに掛かってしまいプリズムの納期が長く一番最後に届きました.ノギスで厚みを計って一番厚い所をマークします. 49mmのフィルター枠に合わせて加工したアクリル板に,プリズムが平行になるよう平板上でエポキシ接着材で固定します.  バリクロス フィルター49mmは,そのままではM57延長筒に入らないので一番径の大きな部分を削ります.アルミ製なので簡単に削れました.フィルター枠にアクリル板に固定したプリズムを装着.私はプリズムの斜面が内々になるよう嵌めました. フィルターをステップアップリングを介して M57→M57ADねじ込みフィルター部分は完成です.M57延長筒にバリクロス フィルターのノブを操作する180°と90°のスリット開けます.今回スリットを開けた位置が良くなかったのですが,慣れの問題なのでそのまま使ってます. 完成後,火星撮影でカラーCCDカメラの画像を見ながら補正しましたが,奇麗に補正できました.  最後になりましたが,参考にさせていただいた 先達の方々に感謝します.