フルサイズ対応のCCDカメラを久しぶりに更新しました。KAI-29050を載せたビットランのBJ-55Lです。 BJシリーズでは初めてのフルサイズですが、重さはこれまでと同じ約730gと軽量で接眼部にも優しいカメラです。 このCCDチップはFLIのカメラにはこれまでも使われていましたが比較的マイナーなチップです。 タカハシのFSQやεのようなシャープな光学系ではKAI-11002(9μm)やKAI-16070(7.4μm)では星像に対してピクセルサイズが不足しますからピクセルサイズの面では現状KAI-29050(5.5μm)がベストマッチでしょう。量子化効率 やフルウェルキャパシティは特に優れている訳ではありませんが、ダウンロード速度もこれ迄の約10倍の3秒と使い勝手も良好で、 FLIより少しお財布にも優く、メンテナンスも国産で安心感+です。 MaxIm DL Pro6で動作確認まですみましたが、肝心の望遠鏡が納品待ちなのでファーストライトはもう少しお預けです。