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NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena のレビュー

  ニコンの新しいレンズNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaが届いたので簡単にレビューしたいと思います。重さはほぼ1kgの995gです。レンズが大玉でレンズ枚数も多いので重いのは仕方ないですね。筐体は金属製でピントリング、絞りリングとも適度の粘りがあります。マニュアルでのピントの微調整も容易ですね。 NIKKOR Z 135mm f/1.8 S +Nikon Z 6II レンズが大きいので約700gのZ 6IIではトップヘビーになります。EDレンズ4枚、非球面レンズ1枚、SRレンズ1枚を含む14群16枚の豪華な中望遠レンズです。ニコンの場合FマウントではAF-Sレンズには、135mmレンズがこれまでなかったのでAI AF DC-Nikkor 135mm f/2D以来ということになりますね。中望遠レンズでは、AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDがあり、以前使っていましたが、シャープさボケの美しさ周辺減光などで、Z 135mmとは大きな差があると思います。Zマウウントになって、マウント口径とフランジバックが改善されて、満を持して設計されたレンズではないでしょうか。Plenaの名を冠したところにも意気込みが感じられます。 絞り最小f/16 絞りは11枚の円形絞りが使われています。このレンズでは一番手前にSRレンズを使う設計です。 絞り開放f/1.8 前玉が大きなレンズは、持ってワクワクしますね。他にEDレンズが4枚も使われていて収差補正へのこだわりを感じます。 NIKKOR Z 135mm f/1.8 S +Nikon Z 6II ISO100 1/640sec. f/1.8 撮影は全て絞り開放f1.8です。夕方の撮影でタマボケを上手く出せるところがなかったので焦りました。 NIKKOR Z 135mm f/1.8 S +Nikon Z 6IIISO100 1/1000sec. f/1.8 フレア、ゴーストを見るために夕陽の方向で撮影してみました。メソアモルファスコートとアルネオコートが使われフレア、ゴーストが軽減されています。ソフトなイメージで仕上がりますね。 NIKKOR Z 135mm f/1.8 S +Nikon Z 6II ISO100 1/640sec. f/1.8 ヤマボウシの紅葉も渋くていいです。新緑も瑞々しいし樹形も

NIKKOR Z 26mm f/2.8 での天の川

  レンズテストの後に撮影した白鳥座付近の天の川です。一段絞ってf4.0で撮影しています。中央から四隅まで十分に実用になるレンズだと思います。何せパンケーキレンズなのでレンズのだわみなど皆無で気楽です。フラット画像補正は Nikon NX Studioのヴィネットコントロールと StellaImageの周辺減光カブリ補正があればいらないですね。 Nikon Z 7(HKIR)  NIKKOR Z 26mm f/2.8  ISO3200 f/4.0 60sx30 Nikon NX Studio,MaxIm DL6.40, 9, ,PhotoshopCC  09/07/2022 JST

NIKKOR Z 26mm f/2.8の星像テスト

3月発売時に購入したNIKKOR Z 26mm f/2.8の星像をテストしてみました。プレミアムなSタイプレンズではありませんが、中心部の分解能はMTF曲線を見てもNIKKOR Z 24mm f/1.8 Sに劣らないです。レンズが小さいのでさすがに周辺は負けますが、図からコマ収差も少なそうです。 Nikon websiteより転載 カメラはNikon Z7改、 ISO3200,シャッター速度30esc.です。JPEG画像をそのまま四隅と中央500pixelを切り出しています。 F2.8 F3.2 F3.5 F4.0 F4.5 F5.0 F2.8の解放でも色収差は気になりませし、コマ収差も酷くなく星像も良好と思います。周辺減光も思ったほどではありません。コンパクトなパンケーキレンズでこの性能です。値段はお手軽ではないですが、レンズの作りもしっかりして、この描写力なら十分価値があるのではないでしょうか。スナップから星空までOK。