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NIKKOR Z 85mm f/1.8 Sの星像テスト

ニコンのZレンズもかなり充実してきましたね。昨年購入したNIKKOR Z 85mm f/1.8 Sを元旦にテストしたので紹介します。この日は月齢6の月がありました。カメラはZ7でISO 3200 露出時間30secです。搭載赤道儀はEM-400で、RawデータをCapture NX-Dで現像しています。ホワイトバランスは晴天、ピクチャーコントロールはニュートラル、ヴィネットコントロールはOff、倍率色収差補正Onで現像しました。四隅と中央を500ピクセルを等倍で切り出しています。
MTF曲線ニコンのサイトからお借りしました
このMTF曲線からだけでも十二分にこのレンズ優秀さその解像力と収差の小ささが分かりますね。

85mm F1.8
当然、周辺減光は見られますが絞り開放から中心星像はかなりシャープで色収差も目立ちません。四隅のコマ収差もかなり良く補正されています。

85mm F2.0
F2.0では中心星像がさらにシャープなります。周辺星像はF1.8と似ています。

85mm F2.2
F2.2は中心星像はさらにシャープになります。周辺減光がかなり改善しています。

85mm F2.5
F2.5は中心星像はF2.2とあまり変わりませんがコマ収差が少し改善します。

85mm F2.8
F2.8は周辺減光がほぼ解消しています。コマ収差もさらに改善します。

85mm F3.2
F3.2はコマ収差がF2.8よりわずかに改善しています。

85mm F3.5
F3.5は殆どF3.2から変化しません。

85mm F4.0
F4.0は星像、収差の改善は見られません。

まとめ
中心星像はF2.5で最良、コマ収差はF3.2までで最小となります。周辺減光はF2.8でほぼ解消します。

考察
ヴィネットコントロール使えばF2.5運用もいいのかな。F2.8か迷いますね。絞り開放からこのシャープさZ 85mm f/1.8 S恐るべし!

おまけ
ボケも美しいです(^_^)v

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