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8月, 2025の投稿を表示しています

Askar D1 D2 (6nm)で ハップルパレット(SAO) Sadr  (update 8/31)

  カラーカメラでハップルパレット(SAO)合成しました。フィルターはFSQ-130ED+レデューサーがf3.5なので、6nmのAskerのカラーマジックD1、D2にしています。このフィルターは少し安かったのでAliExpressで少し前に購入したものです。 画像はD1(Ha+OIII)が7月22日で、300秒x60枚 合計5時間、D2(SII+OIII)が7月24日で、300秒x55枚 合計4時間35分、総露出時間は9時間35分です。 撮影ソフトはN.I.N.A.3.1HF2で自宅からリモート撮影です。虫に悩まされることも無く快適に撮影できます。撮影後自動で赤道儀のパーキングまでできるので朝起きてから庭のスライディングルーフを閉めに行けばOKです。 健康のため夜12時以降は無人撮影です。撮影終了のタイミングは粘らずに南中後1時間に設定しています。赤道儀の反転撮影は無しです。おかげで、平日も無理なく撮影できて後はお天気と月齢だけです。 D1,D2の画像をそれぞれPixInsightのWBPPでダーク、フラット、インテグレーションまで行いました。次にその画像に対してControl Bars(2段目のバー)のSplit RGB ChannelsをクリックすればそれぞれRGBに分解した3枚ずつの画像ができます。 D1,D2の画像について上所処理を行い、D1のR画像からHa画像、D2のR画像からSIIの画像を取得できます。OIIIの画像情報はD1,D2のG画像とB画像に含まれるので、次にこれらの画像の合成を行います。 合成前に位置情報のキャリブレーションを行うためにStarAligment(Process)で処理します。その後、4枚の画像をImageIntegration(Process)を使ってAverageで合成します。これでOIIIの画像が取得できます。 出来上がったSII、Ha、OIIIの画像に対して再度StarAligment(Process)を行い、SIIをRチャンネル、HaをGチャンネル、OIIIをBチャンネルに割り当ててChannelCombinationでRGB合成します。これでハップルパレットのSAO画像ができます。 今回の撮影では、ナローバンド撮影におけるカラーカメラよる感度や解像度の不足は感じませんでした。 スキル不足で再度画像処理をしました...

Mewlon-300CRS+ASI2600MC ProのファーストショットはNGC6888

  超新星の都合でNGC7331の画像を先に掲載しましたが、Mewlon-300+ASI2600MCの最初の画像はNGC6888です。Mewlon-300CRSにはBitranのモノクロカメラBJ-73Mをつけていたのですが、ASI6200MCの性能に気をよくしてASI2600MCProを購入してしまいました。心配はMewlonがf7.2とやや暗いことでしたが  良く写ってくれています。ソニーの裏面照射恐るべしです。L-Ultimateの3nmのバンド幅でも問題ありません。NGC6888は大質量星の ウォルフ・ライエ星が作り出した星雲ですが構造が興味深いです。 Takahashi Mewlon-300CRS with Reducer CR0.73x 2610mm f7.2 ZWO ASI2600MC Pro filter OPTLONG L-Ultimate , offset50 gain100 300sec.x60 PixInsight ,PhotoshopCC 07/21/2025 フィルターホイールはEFW 2インチ5枚です。ノーフィルター、L、L-Ultimate、SII(7nm)、Darkの5枚です。フィルターの厚さは1.85mmに揃えています。OAG用のカメラはASI 174MM  miniです。

星の会の撮影会2025

  夕立も降ったのですが、星の会の皆んなで田来原美しい森づくり公園に撮影に行きました。ここは山頂付近にあるので低空まで見晴らしの良い場所です。街灯も少しありますがかなり暗いです。昨年は雲と霧で残念でしたが、今年はリベンジです。よく管理されて水洗トイレもあり快適です。 これまでの撮影にはEM-10を持ってきてましたが今回はポラリエUを使いました。数年前に購入したのですがやっと出番が来ましたよ。ポラリエUはポーラメーターが使えるので設定が簡単で大体合わせたら極軸望遠鏡で追い込みました。最近はスマホもギリギリですが使えるので時角も簡単に確認でき便利になりました。 カウンターウエイトを追加してドイツ式赤道儀モードにしています。撮影機材は改造Z7とNIKKOR Z 20mm f/1.8S, 26mm f/2.8, 40mm f/2です。 機材組み立て中です。 まず初めに20mmで登ってきた天の川を全体撮影します。ここは天の川の中心まで見とうせるのがいいです。と言っても低空の透明度はやはりそれなりですが。 Nikon Z 7(HKIR)  NIKKOR Z 20mm f/1.8S ISO3200 f/2.8 60sx30 (no dark no flat )   PixInsight ,PhotoshopCC 08/16/2025

Sh2-129 イカ星雲を21時間 FSQ-130ED

  イカ星雲(正式にはOu4)は、長時間露光が必要な星雲として有名です。今回は天候に恵まれたため、カラーカメラを使用して長時間露光に挑戦しました。使用したASI6200MCは裏面照射型で、アンプノイズもなく、非常に高品質な映像を得ることができます。一昔前のカラーカメラとは全く異なる性能を持っています。 さらに、Dual Band Passフィルターを活用することで、HαとOIIIを同時に撮影することが可能となり、撮影の幅が広がりました。 今年は梅雨明けが早く、新月期に好天が続いたため、4日間にわたって撮影を行いました。イカ星雲は赤い輝線星雲Sh2-129内に位置しており、Sh2-129が手前にあり、Ou4がそれを通して見えているという説もあるようです。 また、N.I.N.A.のソルビング機能とオートフォーカス機能のおかげで、複数日にわたる撮影のハードルが低くなり、スムーズに作業を進めることができました。 ZWO ASI6200MC Pro  Takahashi FSQ-130ED with 645Reducer 0.7x 455mm f/3.5 Asker D1(Ha-OIII 6nm) offset50 gain100 300sec.x252(21hours) PixInsight ,PhotoshopCC 07/28-31/2025 一説ではイカ星雲は三重連星が関係する惑星状星雲でその大きさは50光年にもなる巨大イカらしいです。

NGC7331の超新星 Mewlon-300CRS

  ペガスス座の銀河NGC7331に超新星2025rbsが出現したので撮影しました。明るく大きな銀河なので見ごたえがあります。 トリミング画像です。画像をクリックすると拡大されます。 ZWO ASI2600MC Pro  Takahashi Mewlon-300CRS with  Reducer CR0.73x 2610mm f7.2 filter none offset50 gain100 300sec.x74 PixInsight ,PhotoshopCC 07/30/2025 全体画像です。画像をクリックすると拡大されます。