発売が延期されていたNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sが届いたので、でオリオン座を撮影して星像と周辺減光などを確認してみました。MTF曲線ではこれまでのNIKKORの50mmレンズにはない性能が期待されますがどうでしょうか。
Nikon Z7を赤道儀(EM-400)に載せて露出はすべてISO800、30秒です。今回はCapture NX-DでRAW現像し、Photoshop CCで中央の明るさを大体揃えています。Raw現像のヴィネットコントロール、アクティブD-ライティングはOFFで倍率色収差は補正はONです。
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F1.8 30sec. |
F1.8の解放から色収差は少なく中央部の星像もかなりシャープでZ 35mmより良好です。ただ周辺減光は多めでZ 35mmに負けます。コマ収差は小さく目立ちません。
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F2.0 30sec. |
F2.0では周辺減光がわずかに改善しますが、周辺の落ち込みはまだまだ大きいです。
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F2.2 30sec. |
F2.2では中心像のシャープさが増してきます。
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F2.5 30sec. |
F2.5では周辺減光も少なくなり、中心像は非常にシャープです。
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F2.8 30sec. |
F2.8では周辺減光がほぼ解消しますが、四隅にわずかに落ち込みが残っています。周辺光量はZ 35mm、星像(色収差、シャープさ、良像範囲)ではZ 50mmですね。
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F1.8 30sec. |
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F2.0 30sec. |
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F2.2 30sec. |
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F2.5 30sec. |
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Nikon Z7 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S F2.8 30sec. |
来年の58mm f/0.95は凄すぎるのでZ 20mm f/1.8,85mmf/1.8を楽しみにします。
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